見栄を手放して見つけた安心感|私が築50年の団地に引っ越した理由

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築50年の団地に引っ越して、早いもので1年が経ちました。

日当たりのいい窓からは緑が見え、鳥の声も聞こえてくる。
便利さや新しさはないけれど、心が落ち着く暮らしが、ここにはあります。

でも、ここに来るまでには、たくさんの迷いや葛藤がありました。
この1年半の間に、なんと3回も引っ越しを経験することになったのです。

今回の引っ越しは、
「もっと頑張るため」ではなく、
これからの自分と家計にやさしい暮らしを選ぶためのものでした。

50代の今だからこそ選んだ「手放す生き方」について、当時の気持ちを少し振り返ってみたいと思います。

一人娘としての責任と、母との同居で見えた現実

私は一人娘です。
父が亡くなってから、母はずっとひとりで暮らしてきました。
そんな母のこれからを思うと、「そろそろ私がちゃんと面倒を見なきゃ」と、ずっと心のどこかで感じていたんです。

思い切って自分たちのマンションを売却し、母と同居することを決意したものの、現実は理想とはまったく違っていました。

生活のリズムも考え方も合わず、母のためを思って始めた同居なのに、つい嫌な言い方をしては自己嫌悪に陥り、お互いが疲れていく日々……。

結局、お互いのために同居を解消するという選択をすることになりました。

以前の暮らし。インスタの裏で膨らむ「見栄と心のモヤモヤ」

母との同居を終えたあと、次に選んだのは、綺麗で広くて立地も良い、いわゆる「いい家」でした。外観も内装も素敵で、暮らしやすさとしては申し分のない住まいだったと思います。

でも、当時の私たちの身の丈には、少しだけ背伸びをした選択でした。

毎月の家賃は家計を確実に圧迫し、口座からお金が引き落とされるたびに、ずっしりとした重いプレッシャーを感じるようになっていたのです。

頭では「無理をしてはいけない」とわかっていても、どこかに「こういう家に住んでいる私でいたい」という見栄やプライドがあったのだと思います。
Instagramに投稿する写真も、「素敵な暮らし」に見えるよう、どこかで意識していました。

認められたい気持ちと、今さら後戻りできないという思い。
そんな小さな見栄と、心のモヤモヤが、日々の中でじわじわと広がっていきました。

『この暮らし、本当に私たちらしいのかな?』
そう思うことが、だんだん増えていったのです。

条件だけで見れば不安だらけ。築50年の古い団地との出会い

「私たち家族にとって、本当に必要なものって何だろう?」

そんなことを何度も夫と話し合いながら、分譲マンションも賃貸もたくさん見てまわりました。

そんなとき、たまたま見つけたのが、今住んでいる築50年の団地でした。 広さもちょうどよく、眺望も抜群。条件だけで見れば「築50年」という古さに不安もありましたが、「ここ、なんかいいかも」と直感的に思ったのです。

でも、当然迷いもありました。 ドラム式洗濯機が置けないかもしれない問題や、設備の古さ。なかなか決断できず、しばらくは気持ちが揺れたままでした。

それでも最終的にここを選んだのは、無理をして背伸びする暮らしよりも、心と家計にやさしい、等身大の安心感が欲しかったからです。

「完璧な家じゃなくていい。私たちが心地よくいられる家で暮らしたい」 そう思えたとき、迷いがすっと晴れました。

確かに古い建物ですが、だからこそ「どうやって工夫して心地よく暮らそう?」と考えるのも、今の団地暮らしの楽しさになっています。

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団地暮らしスタート。今、私が感じている穏やかな変化

そうしてスタートした団地暮らしも、気づけば丸1年が経ちました。

正直にお話しすると、住んでみて直面した「冬場の想像以上のジメジメ(結露)」や、まさに今の「梅雨のジメジメした時期」などは、一瞬「あぁ、また引っ越したいな……」と頭をよぎったこともあります。

それでも、あれほど日々見栄を張って悩んでいたのが嘘のように、今の毎日には穏やかなベースがあります。

古さや不便さも、その都度「じゃあどうやって工夫しよう?」と向き合う楽しさに変わり、むしろその味わいがどこか落ち着くんです。

同時に、母とも少し離れて「ちょうどいい距離感」を保てるようになりました。一人娘としての責任はこれからも果たしていきたいけれど、それは「同居すること」だけではないと、ようやく気づくことができました。

「良い家に住むこと=幸せ」とは限らない。
何を選び、何を手放すか。

失敗も工夫も含めて、心が軽くなる選択を、私はこれからもしていきたいなと思っています。


今回の引っ越しでは、ブログでは書ききれなかったこともありました。

  • 引っ越し費用はいくらだったのか
  • 同居を解消すると決めた当時の気持ち
  • 固定費はどれくらい減ったのか

そんなリアルな記録は、当時のままnoteにまとめています。

「もっと詳しく知りたい」と思ってくださった方は、よろしければこちらもご覧ください。

noteで読む:団地に引っ越した理由 ― 自分と家計にやさしい暮らしの選び方(300円)

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この記事を書いた人
iwamayu

50代ヨガ講師・整理収納アドバイザー
「がんばりすぎない」を大切に、日々の暮らしを心地よく整えるヒントを発信しています。
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